こんにちは機械学習エンジニアの @hurutoriya です。
2018/08/05~2018/08/08に北海道札幌で開催された 第21回 画像の認識・理解シンポジウム (以下MIRU2018)にメルカリ機械学習チームからkimuras, kumon, arase, hurutoriyaの4名で参加しました。株式会社メルカリはゴールドスポンサーとして協賛させていただき、ポスター発表1件、スポンサードランチ発表、スポンサー展示を行いました。
今回は参加者が700人超と史上最大の参加者数を記録したとのことです。
研究発表とスポンサー展示について
[ポスター発表] PS1-3 オンラインC2Cサービスにおける画像認識技術の実用
メルカリでは出品時に商品の写真撮影を行います。
その際に画像認識を行い、出品情報(タイトル・カテゴリ・ブランド)を自動で入力する機能を提供しています。
ポスター発表ではこの機能をどのように実現しているか、機械学習エンジニアの kumon と機械学習チームインターンのarase が発表を行いました。
企画の立ち上がりからサービス投入までの話は以下の資料に詳しくまとまっています。
ポスター発表では、様々な方にお声がけいただき議論などを行いました。
実際にこの実現方法の構成は、プロダクション環境で柔軟に対応できるように設計しており画像認識をコアにした機能を提供する際に参考になれば幸いです。
お声がけ頂いた皆様、ありがとうございました。
[スポンサー展示] ES3 株式会社 メルカリ
開催期間中はスポンサー展示を行い、メルカリでのコンピュータビジョンの活用事例、ノベルティ配布や実際の画像認識機能のデモ動画発表などを行いました。
今回のスポンサー展示はMIRU2017 に引き続き2年目のスポンサー展示を行っており、前年に比べるとメルカリ機械学習チームの活動や保有するデータなどの知名度は向上してきた実感を感じました。
スポンサー展示の詳細は以下のBlog記事に書かれております。
メルカリが保有するデータ規模
メルカリは2018/07/13に累計出品数が10億を突破しており、ラベル付きの画像が数十億枚の規模に達しています。
上記の数十億枚のラベル付き画像を用いることで、
- 出品時のさらなる画像認識精度の向上
- 新たな画像認識を用いたサービスの提供
などを現在機械学習チームでは取り組んでいます。
もちろん、画像だけではなく商品のタイトル、説明文、カテゴリ、ブランドや値段など多種多様なデータを保有しています。
感想
今年のMIRU2018ではスポンサー展示だけではなく、ポスター発表も行いました。
来年もMIRU2019の参加を行うのでよろしくおねがいします。
MIRU2018の運営関係者皆様方、ありがとうございました。
またメルカリでは、画像認識/機械学習分野のエンジニアを積極的に募集しておりますので、ご興味ありましたらご連絡いただければと思います。