メルカリの社内技術研修 ”DevDojo”の研修資料を公開します!

この記事は、Mercari Advent Calendar 2022 の23日目の記事になります。

こんにちは!メルカリ Engineering Office チームの@aisakaです。

メルカリのエンジニア組織は、メンバーが相互に学び合い、メンバー自身が自走し、成長できる組織を目指し、「互いに学び合い、成長し合う文化」の醸成を行っています。

こうしたメルカリの「互いに学び合い、成長し合う文化」を体現する仕組みの一つが、社内技術研修「DevDojo」シリーズです。この度、一部のDevDojoシリーズを外部公開することになりましたので、今日のブログではDevDojoとその内容をご紹介します。

DevDojo page in Engineering Website

技術研修DevDojoとは

DevDojoは技術開発を学ぶ場として、「Development」と「Dojo(道場)」をかけ合わせて名付けられました。

DevDojoシリーズは、メルカリとメルペイで合わせて40セッション、全て社内のエンジニアたちによって自主的に企画され作られています。

もともとは新卒研修用に作っていたのですが、面白いコンテンツが多く社内からも受講したい!という声があったので、メルカリグループ社内の希望者は誰でも受講できるようオープンにしています。

新卒研修についての記事はこちら:メルカリの新卒エンジニアは入社後どう過ごす?2022年4月新卒が経験した技術研修のすべて

シリーズを構成するコンテンツは多岐に富んでおり、メルカリエンジニアの知見やアイディアが詰め込まれたものとなっております。

社内だけでなくコミュニティに還元し、日本はもちろんのこと、海外のエンジニア業界全体の活性化に貢献しよう!という社内の動きもあり、今回一般公開まで至りました。

公開コンテンツを一挙ご紹介!

メルカリのエンジニア組織は、半数以上が海外籍社員です。こうした背景からDevDojoの講義も、半分は英語話者の講師によって行われ、もう半分は日本語話者の講師によって実施されるように調整しています。

言語サポートは、全セッションで同時通訳チーム(GOT)が入り日英で講義を実施しています。スライドは英語のスライドで統一し、日本語スライドはオプショナルで作成しています。

今回公開する6つのコンテンツは、5つは英語の講義(日本語の同時通訳つき)で1つが日本語の講義(英語の同時通訳つき)です。

それでは、今回公開する6つのコンテンツを紹介していきます!

Experiments and FeatureFlags

メルカリでのExperiments (機能実験)を理解するためのポイント、基本的な実験やFeature Flag(機能フラグ)の計測・設定方法について解説しています。また、これが開発プラクティスにどのような影響を与えるかについても説明しています。実験を実装・実行するためのアイデアや設計について学ぶことができます。

Microservices Development 101

マイクロサービスの基本的な概要と、メルカリ内で使われている開発者プラットフォームを支えるGitOpsと組み合わせた様々なツールについて説明しています。

Incident Handling

メルカリにおけるインシデントマネジメントとそのベストプラクティスを紹介します。「インシデント前、インシデント中、インシデント後」の3つのフェーズを含む、インシデントジャーニーを説明しています。また、インシデントレビューをどのように行い、レトロスペクティブの質を高めているのかについても取り上げています。

Design Doc

プロダクト開発に必要なDesign Docの基礎知識を解説し、メルカリが今実際に使っているテンプレートを紹介します。また、良いDesign Docの書き方やメルカリでどのように使っているかについても説明しています。

Mercari QA

Mercariの速いペースの開発サイクルに、QA(Quality Assurance)は非常に大切です。このセッションでは、MercariのQAチームについて、また、どのようなプロセス、ツール、テクニックで問題を迅速に特定し、解決しているのかを学ぶことができます。

Product Development and tools

メルカリにおけるプロダクト開発プロセスや、JIRAでの管理について解説しています。また、メルカリが過去3年間活用してきたアジャイル開発プロセスについても取り上げています。

今後の改善むけて

まだまだ一般公開できそうなDevDojoシリーズは多くあるので、公開コンテンツを増やすのはもちろんのこと、今後はHands-onのRepositoryなど実際に研修でHands-on練習用につかっているコードなども次回は公開できればなと考えております。

最後に

多くのエンジニアの方々、EM、チームメンバーにご協力いただき、コンテンツ公開まで実現できました。

年末年始の学びの時間にぜひご活用いただけたら、とても嬉しいです。

また、メルカリグループでは、積極的にエンジニアを採用しています。ご興味ある方、ぜひご連絡お待ちしております!

Open position – Engineering at Mercari

アドベントカレンダーも終盤に差し掛かって参りました。明日のアドベントカレンダーは、MLエンジニアの@prashant による記事です!こちらもお楽しみに!

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