皆さん、こんにちはEngineering OfficeのYozaです。
⭐11/9(水)~11/11(金)にいよいよ第6回目のMercari Hack Festが開催されます⭐
「Mercari Hack Festって何?」と疑問に思った方もいれば、メルカリがハッカソンを定期的に開催しているのをすでにご存知の方もいるかもしれません。開催のたびに少しづつアップデートも行っているので、本記事では最新状態のHack Festがどのようなものかを紹介していきます。
過去イベントの開催の様子について知りたい方は別の記事をご参照ください。
Mercari Hack Festとは? 🤔
Mercari Hack Festは、年に2回社内で開催される技術のお祭りです。この3日間、メルカリのエンジニアやプロダクトマネージャたちは通常業務をストップし、ロードマップにまだ組み込まれていない新しいメルカリの機能や新規プロダクトを開発したり、システムや開発環境のリファクタリング・リアーキテクチャに取り組んだり、様々な技術的な活動に集中できます。
- Product(メルカリ)に関わるもの
- メルカリの新しい機能や、メルカリに関連した新しいアプリ/サービスの開発(通常業務で開発する予定がないもの)
- システムや開発環境のリファクタリング・リアーキテクチャに関わるもの
- internal toolやinternal dashboardの改善/新規開発
- maintainabilityやDeveloper Experience、productivityを上げるもの
- Security issueへの対応
- システムの複雑性を下げるもの
- 不要なものの削除(code, feature, repository, service,…)
- リファクタリングを推進するツール作成
- 不要なものを削除するガイドラインの作成
- FinOpsに貢献するもの
- 自身のスキルアップに関わるもの
- 新しい/普段使わない技術の学習やその技術を使った開発
過去のイベントでもこれまで思いつかなかった新しいアイディアがたくさん生まれ、プロダクトに多大な貢献をもたらしました。今年もどんなアイディアやプロジェクトが生まれてくるのか、とても楽しみです。
イベント名のリニューアル ✨
前回までのイベント名である「Hack Week」に馴染みのある方は、イベントの名前と期間が変わったことに気づいたかもしれません。
変更となった理由のひとつが開催規模の拡大です。これまでメルカリJPの中でHack Weekを開催していましが、今回よりグループ会社のSouzohと共同で開催することとなり、カンパニーを越えて革新的なコラボレーションが可能になりました。それに伴い、参加対象者の全員が公平に参加できる期間として3日間に変更としました。
また、このイベントは、お祭りに参加するように「楽しむこと」も非常に重要視しています。期間の変更とともに名前によりお祭り感を含めるべく「Hack Fest」と改名することにしました。
Hack Festのコンセプト💡
Hack Festがどのようなイベントなのかをシンプルな言葉で表現するために新しいコンセプト「Unlimited Hacktivity」を設定しました。このコンセプトには、参加者がプロダクトや会社、そして自分自身の能力の無限の可能性を追求する機会となってほしい、という想いがこめられています。
期待される効果 🎯
直接的に期待している効果としては、下記の5つを定義しています。
- プロダクトに革新を起こす新たなideaの創出
- メルカリで働くことへのモチベーションアップ
- スキルアップ機会の提供
- エンジニアリングの可能性への期待感向上
- テックカンパニーとしてのブランディングに寄与
そして、これら5つの 効果は長期的にプロダクトや会社の成長につながっていくと考えています。それを図に表したのが下図です。
赤い線はProductへの影響を表しています。Hack Festで生まれたideaが実際にProductへ組み込まれることで、これまで想定していた以上のProductの成長を促すことができます。
青い線は内部への影響です。社員のエンゲージメントが向上したり、われわれが目指すエンジニア組織のカルチャーがより深く浸透・醸成されることで、よりよいProductを生み出せる組織に成長していくことを促します。
最後に、緑の線は外部への影響を表しています。Hack Festのことを社外に発信し、テックブランディング向上に寄与することで、採用促進につながると考えています。
3日間のおおまかな流れ 👀
Hack Festは11/9(水)の開会式から始まり、11/11(金)まで3日間開催されます。イベント期間中は原則として普段の業務や定例会議などはストップとなり、参加者は自身のアイデアの開発に集中することができます。
そして2.5日間の集中開発を経て、最終日に実施する「Showcase Day」にて、各々の参加者が自分のプロジェクトの成果物を発表し、審査員は下記3点の審査基準にしたがってどのプロジェクトが優れていたかを評価します。
- 革新性
- 普段の業務では起こり得なかった革新を起こすものか?
- これまでにない新しいものか?
- 会社への貢献度
- プロダクト、通常業務、あるいは会社全体への貢献度
- プロダクトを大きく前進させるもの
- 生産性向上やコスト最適化に大きく貢献するもの
- 会社のブランディングに大きく寄与するもの
- プロダクト、通常業務、あるいは会社全体への貢献度
- 技術活用
- 技術的に面白いチャレンジをしているか?
- 技術をうまく利用できているか?
さいごに
これまでで最も魅力的で充実したHack Festになるよう、われわれEngineering Officeも最善を尽くしていきます。 Hack Festの結果は、また別の記事でお知らせしますので、どうぞお楽しみにしてください!