カルチャー

メルカリのエンジニア組織において、常に大切にしている考え方を紹介します。

Bold Challenge

メルカリのエンジニア組織には、「Big Impact」「Microdecision」「Diversity & Inclusion」の3つの大胆なチャレンジがあります。

Big Impact
世界に通用するサービス、組織、仕組みを自らの手でつくる

フリマアプリ「メルカリ」は月間1,500万人以上のお客さまに利用されるサービスへと成長してきましたが、私たちが目指すのは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイス」です。日本のみならず、世界中で利用されるサービスへと進化するためはメルカリにとって最適な技術を選定し、自らの手で独自のサービスや仕組みをつくりあげる必要があると考えています。

Microdecisions
変化し、進化する組織においてオーナーシップを持ち、自ら意思決定し、行動する

メルカリが目指すエンジニア組織とは、変化に柔軟で、個々がオーナーシップを持ち、自律的に意思決定できる有機的な組織です。お客さまに最高の体験を届けるために、一人ひとりが考えたアイデアを自ら実行し、検証することができる。これを私たちは「マイクロディシジョン」と呼んでいます。試行回数を重ねることが、施策の精度を高め、ひいてはエンジニアの成長を促すと考えています。

Diversity & Inclusion
個々のスキルと多様性を活かした競争力のあるチームで、ミッション達成に挑む

「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイス」を目指すメルカリは、組織やメンバーの多様性を重視しています。もちろん、言語、文化、価値観など、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが一つになることは、決して容易なことではありません。しかし、個々の多様性を強みに捉えることで、高い競争力を持ったエンジニア組織をつくりあげることができると信じています。

メルカリエンジニア組織のビジョン

メルカリのエンジニア組織は、メンバーが相互に学び合い、成長できる組織を目指しています。

育成型組織

メルカリが目指すエンジニア組織は、「優秀な人が集まる組織」ではなく、「優秀な人が生み出される組織」です。メルカリが定義する「優秀な人」とは、「数々の挑戦を経て、感性と判断能力を研ぎ澄まし、理想を現実にできる人」を意味します。優秀な人材の育成は、お客さまへの最高の体験提供、引いてはメルカリが目指す社会の実現につながると信じています。

Data-Driven Microdecisions

組織が成長・拡大しつつも、個々が意思決定を行い、その集合によって全体が改善されていく有機的な組織を目指します。組織の階層構造に囚われずに、さまざまな場面で意思決定が実施・施行され、その良し悪しはデータを元に判断。意思決定と挑戦を絶え間なく実行でき、失敗を恐れない環境こそ、メルカリが目指す組織像です。

全員Software Engineer

ソフトウエア開発に携わるすべてのエンジニアの垣根をなくし、全員を「ソフトウエアエンジニア」と呼びます。ソフトウエアエンジニアは、あらゆる機能の実現に向け、常に最適な技術を駆使し取り組む役割であり、特定の技術だけに役割を限定しません。これは専門性を否定する考え方ではなく、職種名によって役割を絞るべきではないという考えに基づいた考え方です。メルカリのソフトウエアエンジニアは、あらゆる手段を用いて理想を実現する役割を担っています。

Blameless Culture & Mechanisms

エンジニアが大胆な挑戦をするためには、成功を称賛するだけでなく、失敗を称賛する文化が必要です。組織として挑戦を促すには、問題の責任を個人に押し付ける文化であってはなりません。メルカリは、問題の本質を人の責任ではなく、組織の仕組みに責任があるのではないかと考えます。そして、解決の本質は個人ではなく、仕組みにあると定義します。仕組みこそが、問題解決の最良の手段であり、大胆な挑戦を促す基盤になると信じています。

メルカリのエンジニア組織の原則

メルカリグループには、エンジニア組織における基本的な考え方を記した「Mercari Engineering Principles」があります。

Strive For Alignment
チーム一丸となってミッションおよびバリューに最も沿う合意、および明確な共通理解を目指す

全員が議論に参加し、もし意見や理解の齟齬があれば、互いの意見を尊重しながら、関連する適切なデータや確かなエビデンスに裏付けされた主張に基づき、オープンな議論を行う。反対意見も含めて公平に検討を重ね、一つの決断に至った場合は、一人ひとりがコミットし、実現を目指すことに尽力する。また、新しい情報や事実エビデンスを得たときは、意見を変えることを恐れず受け入れる。

Share To Empower
他者の成長を促す機会を生み出す

自己成長や個人の機会創出だけにフォーカスするのではなく、他のメンバーにも仕事を任せる。その際は必要な情報やメンターシップ、指針を与え、既存の課題や技術的なチャレンジに対して貢献するよう導く。ナレッジや全体的なビジョンは積極的に共有し、自信を持って自ら判断を下せるように権限委譲する。こうして組織全体で協力し合いながらナレッジを平等に共有し、一人ひとりが自身のスキルを高め、発揮できる機会を平等に提供する。

Foster Trust & Inclusion
インクルーシブ (誰もが自分らしさを受け入れられている包括的な状態)で、互いを信頼しあう環境の促進

メルカリには多様性に溢れたメンバーが多く集まっているため、互いの尊重が不可欠。もし困難に直面しても、責任を共有し合い、誠意ある行動で共通原則を守ること。エンジニアリング組織において、率直なフィードバックは重要だが、厳しいだけで成長に繋がらないフィードバックになってはならない。失敗を非難しないカルチャーを促進し、失敗を恐れず大胆に行動できる環境を創ること。メンバーの一人ひとりが組織やチームの一員であると感じられるように、相手の意見を平等な立場で聞き、思いやりながら誠実率直なフィードバックを与える。

Seek Continuous Improvement
常に学ぶ姿勢を常に忘れず、質の向上を目指す

建設的なフィードバックのやり取りを通し、他のメンバーに改善するように促す。その際には前向きかつ敬意を込めたコミュニケーションを心がける。フィードバックを受けた側は、貰ったアドバイスを基に自己成長を図ること。役割や経験にかかわらず、学ぶ意欲を絶やさず、自分の専門分野をさらに追求して上を目指し、新たな分野に挑戦する。時には独創性に富んだ新たな角度から既存のやり方を見つめ直し、改善の余地を見出し、お客さまによりよい価値を提供する。

Take Action & Responsibility
積極的にオーナーシップを取り、課題解決に取り組む

予期せぬ遅延や不確実性に直面した際は、ためらわずに不明確なものを明確にし、障害を乗り越えて前進する方法を模索する。たとえ自分の役割や責任でなくても、会社に価値をもたらすための機会を可能な限り探し続ける。また、単に理論的原則を重視するのではなく、実際の行動を大切にする。こうして、実行と評価を繰り返すことで、ベストな形に近づける。余分な調査や、不必要に長い議論は避け、実行可能な解決策に向けて取り組むこと。

Be Strategic
ビジネスとして成功を掴むために、戦略的であれ

最小の努力とコストで多くのステークホルダーに価値をもたらすため、優先すべきことを常に明確にする。そのためには、データや確かなエビデンスに基づく意思決定を行い、成功確率を最大限まで高めることが重要。また、戦略においてはスピードやタイミングも重要な役割を担っているため、リソースをうまく再利用し、無駄な労力を省く。時には既存の解決策を組み合わせた応用も検討する。もし既存の施策がニーズに合わないエビデンスがあれば、解決策をカスタマイズすること。

Focus On The Customer
私たちはお客さま重視の会社である

弊社製品のエンドユーザーのみでなく、社内外を問わず私たちの取り組みが影響をもたらす各個人、企業すべてがお客さまであり、ステークホルダーでもある。そして、お客さまのニーズに適応しなければならない状況は数多くある。その際には、短期的な満足感を重視するのではなく、チームやお客さまに価値をもたらす解決策を模索すること。お客さまへの長期的な価値提供に尽力することが最も大切だと考え、一人ひとりが経営戦略を深く理解し、広い視点から優先度を見極めた戦略を練る。

Go Bold, Fail Fast & Recover Faster
さまざまな試みを通して、素早く大胆に突き進む

テックカンパニーとしての進化、革新、挑戦に失敗はつきもの。失敗を学びの機会と捉えて、常に失敗に備えることで、素早く立ち直り前進できる。また、メンバー間の信頼関係の構築を通し、失敗を恐れず積極的に挑戦できる環境をつくる。誰もが想定内のリスクを取って情報を共有し、誠実さと透明性を持ち、個人的な攻撃を受けず、批判的かつ客観的に物事を判断できる心理的安全性が確保された環境を構築する。

Deliver With High Quality
最高水準であることを目指す

テックカンパニーである私たちは、業界における最も困難な課題に常に直面していることを忘れてはならない。そこで問題を解決するために、私たちが提供するシステムは、安全性、信頼性、予測性、保守性のどれもが最高水準であることを目指す。私たちは本番環境における問題を迅速に解決するだけでなく、深いドメイン知識を用いて、長期的視点から問題を根本的に解決する。