連載:技術基盤強化プロジェクト「RFS」の現在と未来

メルカリが将来に渡って力強く、素早く成長し続けるために、今あるビジネス共通基盤の複雑な技術的問題を解決していくプロジェクト「Robust Foundation for Speed(以下RFS)」。

2021年10月からスタートしたRFSは、既存のシステムの解析・改善を、大規模かつスピーディに行うという、難易度の高い全社的なリファクタリングに中期的に取り組んでいます。

プロジェクトスタート時に、本ブログでもメルカリCTOの @kwakasaや、RFS全体をリードする @mtsukaへのインタビューを行ってきました。

関連記事:メルカリCTOが今、一番頭を抱える課題とは?技術と組織、その両方から振り返る
関連記事:メルカリが今、ビジネス基盤強化に投資する理由とは?プロジェクト「Robust Foundation for Speed」の全貌

プロジェクトスタートから約10ヶ月が経ち、プロジェクトはどのように進捗しているのか、どのようなことにメンバーたちが取り組んでいるのか、RFSの現在地を継続して伝えていきたいと考えました。そこで「RFSはメルカリの“なに”を変化させていくのか?プロジェクトの現在地と展望」をテーマにした連載をスタートします。ここから約2ヶ月、8本の記事を通して、さまざまな角度から技術的課題と、その解決方法を伝えていくことで、プロジェクトの全体像を明らかにしていきたいと思います。

RFSは、過去に@mtsukaがインタビューで語っていたように、3つの領域に注力すると定義しています。C2Cトランザクション(Transaction Team)IDプラットフォーム(IDP Team)CSツール(CS Tool Team)、それぞれの領域を担うチームのエンジニアたちに、このプロジェクトにおいて取り組んだこと、これから取り組もうとしていることを執筆してもらいます。

公開表

チーム テーマ 執筆者
Transaction Team Understanding and Modernizing a Legacy Codebase @eric.j
Transaction Team メルカリの取引ドメインにおけるモジュラーモノリス化の取り組み @adachang
CS Tool Team メルカリCSツールにおけるDBの疎結合化への取り組み @hukurou
Transaction Team クライアント・サーバサイドに分散する計算ロジックのマイクロサービス化 @oklahomer
CS Tool Team GKE 移行を進める上で発見したシステムの問題をどの様に解決したか @monkukui
CS Tool Team CS Toolのフロントエンドのリプレイスプロジェクトについて @aha-oretama
IDP Team Applying OAuth 2.0 and OIDC to first-party services IDP team member
IDP Team Using the OAuth 2 token exchange standard for managing the identity platform resources IDP team member

公開に関しては、メルカリ公式DevTwitter @mercaridevjp でも随時お知らせします。また、メルカリのオウンドメディア「メルカン」でも、チームにフォーカスしてプロジェクトのキーマンたちのインタビューを公開していく予定です。

メルカリグループ全体の非連続的な成長を支えるために、変化に強いしなやかなエンジニアリング組織をつくるべく、ビジネス共通基盤の複雑な技術的問題を解決し、抜本的な強化を図っていく過程のドキュメントをぜひお楽しみください!

  • X
  • Facebook
  • linkedin
  • このエントリーをはてなブックマークに追加