メルカリShopsの開発を支える組織

はじめに

こんにちは!ソウゾウでSoftware Engineer(Engineering Manager)をやっている@keigowです。リリースに向けた怒涛の開発が終わってからはManager業メインで、主に組織や採用面を見ています。連載:「メルカリShops」プレオープンまでの開発の裏側の2日目ということで、現在のプロダクト組織と採用についての話ができればと思います。

ソウゾウのプロダクト組織

今ソウゾウのプロダクト組織は、プロダクトを主に開発するチーム(購入者さまのUXを追求するTeam A、出品者さまのUXを追求するTeam B)と技術的なサポートをするチーム(Enabling Team)に分かれて開発をしています(※このチーム編成については金曜日の@motokieeさんの記事で詳しく触れます)。プロダクトを開発するチームは一般的な形で、Product Manager、Designer、Quality Assurance、Software Engineerのメンバーが所属し、8-10人で1つのチームを作って開発しています。

Product Org

所属しているSoftware Engineerはメルカリグループからの公募で集まったメンバーが中心で、Backend、Web Frontend、iOS、Androidなどそれぞれが異なるスペシャリティを持ったメンバーが集っていますが、ソウゾウでは「全員ソフトウェアエンジニア」を標榜し、縦割りの技術軸で分担をするのではなく、ある機能を開発するときに必要があれば、1人のエンジニアがBackendからFrontendまでを開発できるような体制を目指しています。

勿論それは専門的な技術を持つスペシャリストを否定するわけではありません。実際にはメンバーによっても得意不得意があるので、役割分担を行っていますが、役割に対して制限を設けないことで、本来エンジニアとして行うべき問題解決に集中できるようにしています。

どんなメンバーが居るかはこちらのmercanの記事にもあるので、是非ご覧ください。

「新会社ソウゾウ立ち上げ期、いま率直にどうですか?」をメンバーに聞いてみた!

ソウゾウの目指すカルチャー

ソウゾウ社は今年の1月に設立し、先日7月28日にECプラットフォーム、メルカリShopsをプレオープンしました。正直に言ってしまうとまだまだ機能自体も足りていない部分が多く、もっと使いやすく便利に、商品の種類ももっと多彩にしていく必要があると考えています。これまではリリースを最優先として、すべての力を注いでいましたが、今後は開発と並行して採用活動にも注力していく必要があります。

メルカリやメルペイではこれまでの歴史の中で築いてきたカルチャーがありますが、メルカリグループの中でも新規事業を推進する会社として、どのようなエンジニアを採用し、どのようなエンジニアカルチャーを作っていくべきかを改めて考える必要があると感じました。

ソウゾウでは大切にしたいValueとしてメルカリグループが大切にしている、Go Bold、All for One、Be a Proの3つに加え、Move FastというValueを掲げようとしています。Move Fastに込められた思いは様々あり、まだ完全に言語化できている状態ではありませんが、1人1人がオーナーシップを持って意思決定を行うことで、まず行動し、物事を進めていきましょうという思いが込められています。余談ですが、Move FastというValueは2016年にあった第1期のソウゾウ社から受け継がれているカルチャーで、新規事業を作っていく会社にふさわしいValueだと感じています。

これらの価値観をベースとして、エンジニアメンバーとディスカッションを重ね、採用の基準とそれを確認するためのプロセスを決めていきました。

採用の基準とSystem Design Interview

エンジニア内での議論を経て、「Missionへの共感」「Valueへの共感」「問題解決能力」の3点を採用の基準として決めました。

Missionへの共感

ソウゾウはすべての価値あるモノに新たな売れる場所を提供するために「メルカリShops」の事業を始めましたが、メルカリグループとしてのアセットは最大限に活用しつつも完全にゼロからの立ち上げとなります。大きなマーケットプレイスとなったC2Cのフリーマーケット事業に比べれば、より大胆な意思決定や方向の転換が必要となる場面が増えてくると思いますし、ミッションの実現のためには泥臭い対応が必要なことも多いと思います。そういった場面でMissionに共感し、全員で同じ方向を向いて1つの目標に向かえるかどうかは組織としての力に直結すると考えています。

Valueへの共感

メルカリグループとして大切にしているMercari Engineering Principlesはそのまま評価にも利用されており、採用でも同様にチェックするべき観点として考えています。それぞれの詳細についてはリンク先を確認いただければと思いますが、いずれもソウゾウでエンジニアとして働く上で大切にしている価値観です。

問題解決能力

MissionやValueへの共感について改めて大切さを再確認したという感じでしたが、この問題解決能力については特に意思を持って基準として設定しました。メルカリShopsは認証認可など一部の機能はメルカリグループのプラットフォームに頼っているところはあるものの、メインとなるECの機能はすべて0から開発しています。その中で日々起きる課題に対して、システムデザインの観点で、実践的で泥臭い部分も含めた意思決定ができるかどうか、問題をチームとして解決するために適切なコミュニケーションを取ることができるかどうか、という点を問題解決能力として定義し、それを持っているかどうかを確認したいと考えました。

これまでメルカリグループでは技術課題を行い、BackendエンジニアであればGoを利用して実践的なプログラムを書いて提出してもらい、その採点と1次面接での深掘りという形でエンジニアリングの力を見極めることが多かったのですが、ソウゾウでは新たにSystem Design Interviewを導入して、前述の問題解決能力を確認したいと考えています。System Design Interviewでは、実際にソウゾウのエンジニアが直面している課題や、それを一般化したような課題に対して、どのようなシステムデザインで解決していくかというところに面接官と一緒に取り組んで頂く予定です。その中で不確実性の高い課題やトレードオフのある問題に対して、どのように対処していくのかを確認できればと思っています。

まだまだ実践している数も少なく、面接官が経験を積むことも必要な状態ですが、ソウゾウらしくまずはチャレンジしてみて、振り返りを行い、候補者さまにとっても面接官にとっても納得感のあるプロセスを作っていきたいと思っています。

おわりに

ということで、先日プレオープンを迎えたメルカリShopsでは、まだまだやりたいことが無限にあり、サービスや組織を魅力的な仲間たちとフルスクラッチで一緒に作っていける、非常に面白いタイミングだと思います。

すぐにでも応募したいという方はこちらから、カジュアルに話だけでも聞いてみたいという方は、こちらの申し込みフォームよりぜひご連絡ください!

明日は「メルカリShopsではマイクロサービスとどう向き合っているか」というタイトルでSoftware Engineerの@napoliさんが登場予定です。お楽しみに。