こんにちは!メルカリ Engineering Office の @mikichin です。
来る11月13日、メルカリグループのテックカンファレンス「mercari GEARS 2025」が開催されます!
2018年に実施した「Mercari Tech Conf 2018」から7年の時を経て、久しぶりのオフラインでの開催となります。
テーマは「メルカリエンジニアリングの今」。
今年の全社的なテーマでもある「AI-Native」についてはもちろん、2018年以降メルカリグループのエンジニアリングがどのように変化してきたかを、技術・組織・カルチャーの観点からご紹介します。
オンライン配信はありませんので、ぜひ会場でご自身の目と耳で確かめてください!!
会場は、メルカリのエンジニアリング組織における信念や行動の基盤となる共通認識を明文化した「Mercari Engineering Principles」をモチーフにした「PASSION Stage」「GROW Stage」「MECHANISM Stage」の3つのステージがあります。
本記事では、「GROW Stage」のセッションをご紹介!
まだ申し込みをされていない方も、興味のあるセッションがあるはずです。お申し込みはこちらからお願いします。
13:00 – 13:40 Leader’s Talk: Moving Fast Without Breaking Things

メルカリのバリューのひとつに「Move Fast(はやく動く)」があります。
その一方で、開発者が柔軟に複数のサービスを行き来できるようにすることも必要です。では、その両方をかなえるにはどうすればよいのでしょう?
本セッションでは、AI時代においてメルカリのエンジニアリング組織がいかに開発プロセスを進化させ、スピードとレジリエンスのバランスを取ろうとしているのかを、リーダーたちが自身の視点から紹介します。
発表は主に英語で行いますが、日本語での質問も大歓迎です!
14:15 – 14:35 Google Customer Engagement Suiteを使った顧客エンゲージメント変革

2025年に行われたGoogle Cloud Next Tokyoにて、メルカリは基調講演とブレイキングセッションを通し、Google社が提供するCustomer Engagement Suiteを活用した顧客エンゲージメントの変革について発表しました。このセッションでは、その発表で紹介されたプロダクトがどのような方法で構築されたのかについて紹介します。
14:45 – 15:05 PJ-Auroraが描く未来と、UI品質評価を自動化するエージェント開発

メルカリのモノづくりのアプローチを変えることを使命とする「PJ-Aurora」。本セッションではその未来像を紹介し、あわせてUI品質評価を自動化するAIエージェント開発の現在地をお話しします。AI-Native時代における品質保証の可能性を探る試みを共有します。
15:15 – 15:35 なぜ、メルカリはノーコードを選ばなかったのか? 社内問い合わせ工数を60%削減したLLM活用の裏側

生成AIブームの中、多くの企業がノーコードツールを試す一方で、メルカリは既存の生成LLMを社内データで徹底的にチューニングすることで、高い精度と柔軟性を追求してきました。本セッションでは、社内問い合わせ工数を60%削減したLLM活用事例「HiYo-Chan」を中心に、ノーコードツールでは実現できないメルカリ独自の技術的な工夫、そしてその裏側にあるビジョンまで、赤裸々にお話しします。
16:00 – 16:40 AI Native への道のり ― 数字でみる全社推進と現場の実践

メルカリグループは「AI-Native」を掲げ、AI を前提とした新しい開発の型づくりに挑戦しています。
AI を単なる効率化ツールではなく、プロセス設計の根幹に組み込み、企画から実装までの一連の開発を再構築する取り組みを全社横断で進めています。
本セッションでは、その全体像をデータと実例で解像度高く共有します。
まず、AI 活用の広がりと生産性の変化を DX の定量データをもとに可視化し、組織カルチャーとしての AI 浸透の進化を振り返ります。
次に、AI Agent を前提とした開発を再現性高くスケールさせるための組織設計と運用、既存事業の開発体制を AI-Native へ進化させる実践、そしてその中で得た知見と課題を共有します。
最後に、新規事業開発を題材に、PM とエンジニアが生成 AI を活用して要件定義から実装までを一気通貫で進める最新の開発プロセスと、標準化ドキュメント「Agent Spec」の中身を紹介します。
AI と共に開発の在り方を変革し、再現性ある生産性向上を実現する——メルカリの AI-Native な挑戦の最前線をお届けします。
17:00 – 17:30 LTセッション

6人のLTを行います。
- 未定 / kuu
- GitHubリポジトリの調査から分かったマイクロサービス開発でのデータベースの課題 / Tomoyuki Koyama
- Claude Codeで仕様駆動開発をする中で考えたエンジニアの役割 / Toshiki Kawamura
- Mercari Ads Optimizations For Profitable Revenue Stream / Kumar Abhinav
- Exploring LLM-Driven Formal Verification for Robust Continuous Integration of Services / Cheng-Hui Weng
- Evaluations for LLM Apps / jd
「mercari GEARS 2025」のお申し込みはこちらから。
PASSION Stageのセッション紹介はこちら。
MECHANISM Stageのセッション紹介はこちら
イベント詳細
開催日時:
2025年11月13日(木) 11:00-18:00
概要:
mercari GEARS 2025は、メルカリグループのエンジニアリング組織の技術への挑戦と、カルチャーを体感する技術イベントです。
本イベントは、単なる情報伝達の場ではなく、エンジニアたちが出会い、経験を共有し、交流を通じて新たな機会が生み出されることを目的としています。
参加費:無料
会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO
参加方法:こちらのページにてお申し込みください。
【公式サイト】
本イベントに関する追加情報があれば、随時 @MercariGears でお知らせしますので、気になる方はぜひフォローをお願いします。


