こんにちは。メルペイ iOSエンジニアの@shuntaです。
この記事は、Merpay & Mercoin Tech Openness Month 2025 の16日目の記事です。
今回は、WWDC25に現地参加してきたので現地の雰囲気やイベントなどについてご紹介します。
私は、今回が初めての参加なのでとてもワクワクしました!
WWDCとは
WWDCは、Appleが毎年開催している開発者向けのカンファレンスです。最新のiOSやmacOSなどの新機能が発表される他、さまざまなセッションやラボで直接Appleのエンジニアや各国のiOSエンジニアと話せる貴重な機会でもあります。今回初めて現地に行くことができました。
準備
WWDCはコロナ後からチケットが無料・抽選制になり、事前の応募が必要です。
チケットを確保したら、次はホテル・航空券の手配です。チケットを入手した時点で2ヶ月ほどしか猶予がないので、早めに取りました。
また、忘れずにESTAを申請しておきましょう。
Day -1(6月7日): アメリカ到着
時差ボケを考慮して前日の6月7日にアメリカに到着しました。
Apple Visitor Centerに行きました。WWDC期間中は混むとのことなので、当日着ていくAppleのTシャツやグッズを調達しました。
夜にはtry! Swiftコミュニティの飲み会に参加してきました。なんと日本から20~30人くらいの方々が集まっていました。
今までにWWDCに参加したことがある人が多かったので、やっておいたほうがいいことなどを教えていただき、とても役立ちました!
Day 0 (6月8日): 前夜祭
WWDCの前夜祭イベントは夕方からだったので、それまでの時間を使ってGoogle Plexに寄ったり現地のFarmer’s Marketに行ってみたりと観光を楽しみます。
夕方からはAppleの旧本社であるInfinity LoopでWelcome Receptionに参加しました。
空港みたいな厳しい手荷物検査(WWDC期間中は毎日検査があります)を通過したら本人確認をして、WWDCのグッズなどをもらえます。
今年はタンブラーと、ピンズ、トートバッグ、キーアクセサリーです。
その後は参加者同士の交流会があり、
・世界地図にピンを刺して出身地を示すコーナー
・DJブース
・大きいジェンガなどのボードゲームコーナーなど
・美味しいドリンクとフード
などが用意されていて、世界のエンジニアと交流が盛んになるような仕組みが素晴らしかったです。
Day 1 (6月9日): Keynote当日
時差ボケで朝4時に目が覚めてしまい、早く行ってみようかなと思い、朝5時には会場に到着しました。Apple Visitor Center付近に集合です。着いたら誰もいなくて、一番先頭になりました。
待機列では6:30頃にドーナッツやコーヒーなど軽食が配られました。
8:00頃から入場を開始しました。先頭で待機していたのでTim Cook氏のXにも載っています。 https://x.com/tim_cook/status/1932275973606834627
席を確保した後は、Apple Park内のCaffè Macsで朝ごはんが用意されていました。ホテルのような高クオリティのご飯が提供されていてとても美味しかったです。
Keynoteの開始時刻になるとTim Cook氏やCraig Federighi氏が登場。その後大きなスクリーンでKeynoteが始まりました。
最初のF1カーの場面では笑いが起こったり、Liquid Glassや会場が沸いたりと現地でしかできない体験をしました。
Keynote後はお昼ご飯が用意されています。行列ができてしまったので全部の写真を撮れなかったのですが、いろいろな国の料理が提供されていました。これもとても美味しかったです。
Apple Park内に設置されたDownload Stationでは高速のネットが使えて、ベータ版をダウンロードできます。iOS 26を試したり、近くにいた人とVisionOS 26を入れて空間体験を共有できる機能などを試しました。
昼食後はDeveloper向けのKeynoteとも言えるState of the Unionを見た後、In-Person LabsというAppleのエンジニアに直接質問できるアクティビティがあります。
さまざまなジャンルのコーナーが用意されていますが、Design Labなどの人気なLabは事前予約制でWWDCに参加する前に予約が必要です。
私は、iOSのシミュレーターについて気になる点があったのでシミュレーターやXcodeなどデベロッパーツールに関して質問できるラボに行きました。
他にも、Keynoteに登場したF1カーと写真を撮ったり、Apple Park内を散策したりと盛りだくさんの一日でした。ディナーまで用意されていて一日中Apple Parkで過ごしました。
Day 2 (6月10日): セッション参加とスペシャルイベント
2日目はApplePark近くのDeveloper Center Cupertinoで行われた、夕方のDeveloper Activityに参加しました。公式サイトのセッションビデオでは見ることができないオリジナルセッションのようで、AppleのエンジニアにLiquid Glassをデザイン・実装する方法を実際にデモやスライドを用いて説明していただける貴重な機会でした。
夜にはSteve Jobs Theaterで「F1: The Movie」の試写会に参加しました。
WWDCのKeynoteで一番初めに紹介された映画です。
シアター内の撮影はできなかったのですが、Steve Jobs Theaterは普通の映画館に比べてディスプレイの発色や明るさが綺麗だったり、音響がとても良かったりシアターの設備にも感動しました。
もちろん映画の方もとても良かったので、公開されたら是非観てください!
おわりに
初めてのWWDC現地参加でしたが、本当に濃い数日間でした。オンラインでは得られない現地ならではの体験や、世界中の開発者との交流、Appleのコミュニティへの力の入れ方などを肌で感じることができました。
他にも追加で3日ほど滞在し、現地のAI企業に行ったり、Waymoに乗ったりと最新のテクノロジーに触れてきたので別の機会に紹介できればと思います。
やはり現地でしか得られない経験は多いと思うのでiOSエンジニアの方でもそうでない方でも、一度訪れてみてはいかがでしょうか!
明日の記事は ntkさんです。引き続きお楽しみください。