この記事は、Merpay Tech Openness Month 2023 の20日目の記事です。
はじめに
こんにちは。メルペイ VP of Platform Engineering の @nu2です。
私は2023年5月に入社したばかりのNew Memberです。
入社後すぐに本企画への参加を @mikichin さんから打診され、お伝えするテーマに困りましたが「OPENNESS」マインドで今まで外から媒体を通して感じていたメルペイの技術アセット(Culture, Technology Stack, People)に対し、実際に肌で感じ取ったことを今回お伝えします。
Culture
「Go Bold, All for One, Be a Pro」
メルカリのバリュー(特にGo Boldについて)は、一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
これらのバリューを体現するための取り組みが本当に浸透しているとオンボーディングで感じますし、その成果として実際にメンバーの皆さんから無意識的にバリューを発揮している場面も見受けられました。
またメルペイのミッションである「「信用を創造してなめらかな社会を創る』を実現するために「なめらかな社会」の一部である企業内活動でもなめらかさを意識した行動を実践している方々がとても多いと感じました。
記事にあるやさしいトレーニング は日本語話者、英語話者間の分断を抑制する主たる行動だと思います。
日本語話者、英語話者が共に参加する会議体ではプレゼン資料もしくはドキュメンテーション内に「やさしい日本語」や「やさしい英語」と文面で注意喚起を促しています。
更にその会議体は書籍「amazonのすごい会議」で語られるようなテキスト中心の内容であり、MECE フレームワークに近い漏れのない議論が展開されます。
(「amazonのすごい会議」の内容が気になる方は是非メルカリをご利用ください :-))
私も入社時に自分のUser Manual を英文で準備し、メルペイのミッションを達成するための自分の内なるミッションを公開しています。
Technology Stack
基本的には公開されている情報の通りです。
これらを使いこなすメンバーは「全員 Be a Pro」です。また、プロフェッショナルであろうと日々業務に向き合っている姿は尊敬します。
特筆すべきはScalability の元で各要素技術による品質が担保されていることです。
そのScalability を支えるArchitect チームが独立した組織として存在し、非機能要求グレード、非機能要件をなめらかに設計していくチームの存在はとても頼もしいと感じています。
後述するTech Fest でもArchitect チームからメンバーが登壇予定ですので是非視聴してくだされば幸いです。
また公開されている要素技術を使い倒すTechnique 指向だけではなく、要素技術を生み出すTechnology 指向も持っているメンバーも多いです。
またメルペイに限った話ではありませんが、グループ全体の社内業務におけるChatOps の活用がかなり進んでいると感じました。
COVID-19 の流行以降バーチャルオフィスと化しているSlack 上のオペレーションで業務が成立することは効率面で非常に有用です。
入社以前は会社全体の生産性を向上する為に技術選定や導入を推進する役割を担っていたので、追い求めていたChatOps がここにありました!
People
行動をバリューに照合し評価する文化があるので、特にその人にとっての挑戦点が共有されていれば周囲が本当にサポートしてくれます。
英語を話す場合に私のCEFR(英語をはじめとした外国語の習熟度や運用能力を同一の基準で評価する国際標準)レベルがまだ低い状態なので、日々挑戦の連続なのですが特に英語話者の方々がサポートしてくださり最初の1on1 でもきちんとコミュニケーションが成立する成功体験を手助けしてくださいました。
また課題を設定し、それに対し自律的な行動や実践を行なっているメンバーが多いのは、連日更新される連載記事の内容からも感じ取れるのではないでしょうか。
改めて、「Merpay Tech Openness Month 2023」で公開されている記事を確認してみてください。
https://engineering.mercari.com/blog/entry/20230531-notice-merpay-tech-openness-month-2023/
まとめ
個人の感想をまとめており大変恐縮していますが、私は今後 VP of Platform Engineering として事業成長につながる取り組みをエンジニアリングから支えていきたいと考えています。メルペイでは事業を的確なタイムラインで成長させるモメンタムを描いており、エンジニアリングへの要求は成長に応じるScalability、それに伴うコストを最小限にとどめること、インシデントを抑制することなど総じて高いです。継続的かつ安心安全なサービスデリバリーを実現するためにブロッカーとなる要素を除きメルペイのミッションを達成するためにひとつひとつ取り組んでいきます。
最後になりますが、8月22日(火)から8月24日(木)までの3日間にわたり、「Merpay & Mercoin Tech Fest 2023」をオンライン開催します!本イベントにてより解像度の高い内容の話を公開予定となっています!
是非とも参加登録の上、ご視聴ください。
https://events.merpay.com/techfest-2023/
明日の記事は CTOの@kimuras さんです。引き続きお楽しみください。