2023年3月24日に、メルペイのエンジニアたちによる「Merpay QA Talk 〜メルペイQAのリアルと本音〜」を開催しました。
メルペイQAエンジニアの“リアル”を伝えるイベントのレポートをお届けします。
今回は、メルペイQA組織が抱える課題、その課題に対してどういった取り組みをしているのかをお話しました。
アーカイブはこちら! https://www.youtube.com/watch?v=wXqOCKU9B8k
登壇者とモデレータ
今回の登壇者&モデレータは、以下の4名です。
パネルディスカッション・モデレーター
Satoshi Kaji @kj / 株式会社メルペイ QAチーム Manager of Managers
大学在学中にWeb、ゲーム、VRの事業を立ち上げたのちブロックチェーン企業の創業に参画し日本事業のプロダクトの責任者として従事。海外の国立銀行でのプロジェクトや日本のKYC高度化プロジェクトなどを進行。2018年5月にミッションに共感しメルペイに入社し、現在はDirector of Product, QA MoM, PMO Managerを務める。
パネルディスカッション・登壇者
Masaaki Ikawa @animone / メルペイ QAチーム Engineering Manager
ソフトウェア開発エンジニアから、QAエンジニア・プロジェクトマネージャー・執行役員などを経て、2022年8月からメルペイでQAチームのマネージャーとして品質戦略の立案と推進を担っている。 趣味はピアノ、作詞作曲、ボカロP。
Yasuhiro Kawasaki @Yasuhiro / メルペイ QAエンジニア
新卒で学習塾に入社した後、ソフトウェア開発に興味を持ってIT業界へキャリアチェンジ。キャリアチェンジして初めてのお仕事がテストで、以来ずっとテストに関わるお仕事をしています。これまでは大手企業向けのパッケージ製品や税理士向け会計ソフトのQAをおこなっていました。merpayへは2021年10月に参画し、与信情報を取り扱うサービスのQAを行っています。最近ハマっていることは御朱印集め。
Masami Yajiri @yajiri / 株式会社メルペイ QAエンジニア
神主>大学職員からなぜかITの世界に飛び込んで15年が経ちました。 文書管理/ERPのプリセールスと導入支援を経験後、QAエンジニアにジョブチェンジ。 前職はHRTech企業のQAマネージャー。 2019年8月にメルペイに入社し決済機能のQAを担当しています。 QAインターンの発起人。新入社員研修のQAパートの講師。 趣味はマラソン&トレランと温泉♨️
これまでの経歴と、メルペイでやっていること
@kj:今日はメルペイQA組織が抱えている課題と、解決のための取り組みについてご紹介していきます!まずは登壇者の自己紹介をそれぞれお願いします。
@animone:普段音楽活動をしていて、そのペンネームが「animone」なんです。メルペイでもこの名前を使っているので、ぜひみなさんもanimoneと呼んでください。
私のQAエンジニア歴はもう20年ほどになります。それ以前は開発の仕事をしていたので、IT企業の在籍年数は25年以上になりますね。メルペイに来るまではウイルスバスターを作っているトレンドマイクロ社でQAをしたり、DeNA社でプロジェクトマネージャーをしたり、その他さまざまな企業に在籍していましたが、ほぼQAマネージャーとして活動しています。
メルペイでは、約10名のチームメンバーを率いるマネージャーをしています。FinTechQAとしてどうやってプロダクトの品質を高めていくべきか、チームのパフォーマンスを最大化するためにはどうしたらいいか日々考えているところです。
@kj:ありがとうございます。次に、@yajiriさんお願いします。
@yajiri:私はちょっと変わったキャリアを歩んでいて….ファーストキャリアは、都内の神社で神主をやっていました。その後金融系SIerにSEとして転職して開発職を経験したあと、パッケージ製品のプリセールスや導入コンサルを経てQAエンジニアにジョブチェンジしました。QAエンジニア歴は約9年で、その間にQAリードやエンジニアリングマネージャー、QA組織の立ち上げなども経験しています。
メルペイは2019年のローンチ直後に入社し、現在は決済システムのQAを担当しています。その他にも、社内でQA文化の啓蒙活動を行ったり、QAインターンの立ち上げや運営を行ったりも。
現在はフルリモートで、新潟の実家で働いています。通勤時間がない分、毎日運動するようになり健康的になりました!
@kj:ありがとうございます。次に、@Yasuhiroさんお願いします。
@Yasuhiro:Yasuhiroです、よろしくお願いします。新卒で学習塾に入ったものの、「ものづくりがしたい」とSESに転職。そこで初めて携わったのがテストの案件でした。それから約8年間、ずっと品質に関わる仕事をしています。バックヤードシステム、税理士向けの会計システムなどお金にまつわるプロダクトを扱うことが多かったですね。
メルペイにジョインしたのは2021年の10月。普段は信用情報機関との連携を担うマイクロサービスのQAをしています。この領域は、お客さまの返済情報などを扱っているので、登録を間違うと大問題となってしまいます。そのため毎日緊張感を持って業務に当たっていますね。
また、僕もフルリモートで大阪から仕事をしています。
メルペイのQA組織の状態を一言で表すと…?
@kj:自己紹介ありがとうございました。ここからは、メルペイQAチームの組織の話をしていきます。マネージャーが変わったり、組織編成が多かったりとかなり変動のあるチームだと思いますが、現状の組織を一言で表すとどんなチームでしょう?まずは@animoneさんお願いできますか。
@animone:一言で表現するのは難しいですね(笑)。変化と多様性の波を華麗に乗りこなしてマネジメントできるかどうかが試される、スリリングな組織ですね。私がジョインしたのが2022年8月なので、まだ歴は浅いのですが、メンバーの個々の能力は異様に高いと感じます。その能力をいかにチームとして最大化できるかが、マネージャーとしての腕の見せ所だと思っているんです。
あとは、たくさんのサービスがあることで少人数での担当が多く、隣の人が何しているのかが分かりにくい状態、いわゆる「サイロ化」した状態になっていると感じます。透明性を高めれば高めるほど各エンジニアも覚醒していけると思うので、そこのプライオリティは高くしていきたいですね。
@kj:@yajiriさんも「サイロ化」について考えるところがあると聞いています。
@yajiri:あえて一言で言うなら、ずっと「最適化とサイロ化のジレンマ」の中にいたような気がします。ポジティブな言葉じゃないんですけど、リアルに伝えるとそういう状況かなと。
2019年のグランドローンチの前後は、みんな燃えているような状態でしたね。スピード感と高品質を両立するために、QAのプロセスを部分最適化することで、無事にリリースできました。それ以降は、すごいスピードで組織がスケールしてきました。だから、標準化してもそれが定着する前に組織が変わっていく。標準化の寿命が短い状態がずっと続いてきたんです。
ただ、4年経ってプロダクトも成長してきたので、安心・安全に使っていただくために標準化は避けて通れないと思っています。現在も新しい機能をどんどんリリースしているので、スピードをあげるためにカオスな部分が残る一方、すでにリリースが済んで成熟してきているプロジェクトについてはやり方を変えていかないとな、と。
@kj:プロダクトマネージャーの立場から補足すると、グランドローンチでリリースするときって、大人数で一気にいろんなものを作っていくんですよ。だから、組織はかなりサイロ化していく。その後最適化しようとしても、都度都度プロジェクトが発生して最適化が追いついていなかった。
そして今でも組織の最適化は必要だと分かりつつ、大きいプロジェクトが発生すると優先順位が変わってしまって。そこのジレンマをどう乗り越えていくかは、今後の課題ですよね。
@yajiri:「全体は部分の総和に勝る」というアリストテレスの言葉を借りると、サイロ化自体は合理化という側面もある。悪いことばかりではないんです。ただ、せっかく蓄積したナレッジを横展開できずにいるのはもったいない。ここを解決するために、何かできたらいいなとは考えているんですけどね……。
@kj:ありがとうございます。@Yasuhiroさんはどうですか?
@Yasuhiro:僕も@yajiriさんと近いですね。一言で表すと、「カオス」な組織だと思います。各チームで個別最適化しているから、QA全体で見ると全然整っていない。それに、この規模のプロダクトを今の人数でテストしているのって、ある意味すごいなと思います。ただ、僕の場合はカオスな組織だからこそ、メルペイを選んだんですけどね。いろいろ整っていない状況が楽しくて、何とかしたくなるというか。
課題解決のため新設した、QAチームのミッション、ビジョン、バリューとは?
@kj:次に、最近改めたばかりのメルペイQAのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)について話をしていきたいと思います。まず、どんなMVVなのか@Yasuhiroさん説明お願いできますか?
@Yasuhiro:はい。まずミッションとバリューはメルペイと同じです。ちなみにミッションは「信用を創造して、なめらかな社会を創る」で、バリューが「Go Bold、All for One、Be a Pro」ですね。メルペイ全体で大事にしているところなので、改めてQAチームでも大事にしていこうよ、という思いを込めています。
最後のビジョンはQAチーム独自に作ったもので、「組織」「プロセス」「技術」と3つに分かれています。
まず一つ目、組織のビジョンは「FintechQAとして体現すべき価値基準の定義を考え、全員が定義に沿って行動できている」こと。
次にプロセスのビジョンは「事業継続に関わるリスクと法令要件に関わる深刻な不具合を市場に流出させない観点とプロセスを定義し、継続的な改善がおこなわれている」こと。
最後に、技術のビジョンは「テスト自動化の有効性を評価することで、最も生産性の高いテスト自動化が実現できている」ことです。自動化については今も導入していますが、今後さらに自動化を進めて生産性を上げていきたいところですね。
@kj:ありがとうございます。このMVVに決まるまでの過程を、@animoneさん教えていただけますか?
@animone:前提として、ちゃんと組織としての方向性を示していかないと、各メンバーは「我々はどこに向かえばいいんだろう?」と困ってしまいます。その状態が長く続けば続くほど各々の考えで進んでしまうから、途中で「方向性を決めました!」と言われても、全員がバラバラの場所にいる可能性がある。そうなると、再び同じ位置にメンバーを集める工数がかかってきてしまうんですよ。
そうなる前に方向性を定めないと、「生産性の悪い組織」として中からも外からも信頼を失ってしまうかもしれない。そんな危機感からMVVの策定がスタートしました。
ただ、このプロジェクトが動き始めたときはみんな非常に忙しい時期で……。メンバー全員で合宿して、ディスカッションを重ねてMVVを決定するのが王道だと思いつつも、他にプライオリティの高いタスクが山積みだったので、それは難しかったんです。
そのため、まずはこういう議論が得意であろうメンバーを少数精鋭で集めて、MVVの叩きを作ることから始めました。
@kj:そのときのFigJamを画面共有しながら話すと分かりやすいかもしれませんね。
@animone:そうしましょう!ちなみに、QAチームではデザイン思考を大事にしていて、意思決定をするときはFigJamやMiroといったツールを使うようにしています。
@animone:最初に、ミッション・ビジョン・バリューの関係性の共有から始めました。左下が現状で、右上のなりたい姿がビジョンにあたるものです。現状からなりたい姿に変えていくためにどうしたらいいかが、戦術・戦略にあたります。戦術を考えるうえで大事になってくるのが、「大切にしたい価値観」や「強み」にあたるバリュー。これが会社や組織のカラーを作っていきます。そして、これらを行った結果どこに向かうかが、ミッションですね。現状は変わるし、それに伴い戦略や戦術も都度変えていく必要があるけど、ミッションは変えちゃいけないものです。ミッションがしっかり固定されていると、現状に変化があっても道に迷うことなく、なりたい姿や戦術・戦略を立てることができます。
という関係性を共有した上で、じゃあどうするんだって話をしていきますね。
@animone:まず、我々はどんな現状にいるのか。我々が課題に感じていることは何なのかをブレストして並べていきました。そのとき、出てきた課題の優先順位もつけました。
現状が分かったら、次にどんな状態が我々にとってハッピーな姿なのか、なりたい姿を考えていきます。現状からなりたい姿に到達するまでの途中経過も考えながら、しっかりと固定させていきました。
ここまでできたら、現状となりたい姿のギャップを埋めるための戦術・戦略を考えてきます。この時点で現状となりたい姿がはっきりしていれば、戦術・戦略は考えやすい。
全体の流れとしてはこんな感じですが……考えることは多いのに、時間はないから頭のCPUをフル回転させて話し合いました。ドラフト案ができるまで、2回ほど会議しました。その後、QAチーム全員が集まるミーティングに作成したドラフト案を提示して、そこで受けたFBを反映して最終盤のMVVを完成させていきました。
@kj:ありがとうございます。@Yasuhiroさんと@yajiriさんは叩きを作る段階から議論に参加していたそうですが、感想を伺ってもいいですか。
@Yasuhiro:前職で会社のビジョンを作ったことがあるんですよ。そのときは1年かけて完成させました。その経験があったから、同じくらい時間がかかるかなと思っていたのですが、こんなに爆速で、しかも素敵なMVVができてまじですごいな、と思いましたね。
@yajiri:私も同じ感想ですね。短時間でもメンバー全員に示しやすい、こんなに良いものが作れるのだと驚きました。あとは、@animoneさんのファシリテーションの技術がすごかったので、盗む気持ちで見ていました(笑)。
QAエンジニアとして、各々取り組んでいきたいこととは?
@kj:ありがとうございます。MVVも決まったところで、今後各々取り組みたいことについて教えてください。まずは@yajiriさんからお願いします。
@yajiri:最近心がけているのは、アカウンタビリティとモデリング。なんか難しい言葉を使っちゃっている感じなんですけど、同じプロダクトに関わる人たちは職種関係なく、同じ解像度で品質を可視化したいと思っています。QAエンジニアだけでなく、エンジニアもPdMも全員が品質を把握していれば、これまでQAエンジニアだけではできなかったことも解決できるようになると思っています。
@kj:@Yasuhiroさんはどうですか?
@Yasuhiro:まず、これまで話があったようにMVVが策定され、さらにQA組織を良くしていくためのテストの自動化やプロセスの改善といったプロジェクトが始まってます、と。そういうものにQAエンジニアとして関われたら、絶対面白いんですよ。でも、あえてそこに踏み込まずに、今は裏方に徹してみようと思っています。
自動化やプロセスの改善はめちゃくちゃ大切。でも、組織全体を見たら、採用とかやらなきゃいけないことはまだまだたくさんあります。だったら、やりたい人がいるところはその人たちに任せて、誰も手を付ける人がいないけど、やらなきゃいけない領域にチャレンジしてみようかな、と。
それとは別に、今関わっている外部システムとの連携のプロセス改善というか、品質を高める取り組みはやっていきたいなと思っています。自己紹介でも話したように、この領域は誤った情報を送信してしまうと大問題になるんですよ。しかも、自分たちのミスが他のFinTech企業にも影響を及ぼしてしまう可能性もあるから、毎回緊張感を持ってQAをしていて……。その切迫感を少しでも減らしたいんですよね。
@kj:我々のプロダクトは、割賦販売法などの多くの業法が絡んでくるので、品質保証はより力を入れていかないといけないですよね。@animoneさんも教えていただけますか。
@animone:マネージャーとして、個々のエンジニアのパフォーマンスを最大化させるにはどうしたらいいか、は永遠の課題ですね。先程もお話したように、個々の能力が非常に高い人たちが集まっている。マネージャーの私が間違った戦略を立てたら、その能力を台なしにしてしまうかもしれないというプレッシャーは常にあります。
今考えているのは、マネジメント3.0という体系を活用して、何が満たされるとモチベーションが最大化されるかをメンバーひとりひとり可視化していくことです。パフォーマンスを最大化するにはモチベーションを最大化することが近道だと思うんですよね。
あとは、現状の評価制度をより丁寧に、さらに進化させる形でマネジメントしていきたい。メルカリグループにはとても丁寧な評価制度があるんですよ。評価の軸が明確だし、エンジニアにおいてはグレード別に求められることも明確にされている。だから、評価される側から見ても非常に納得感があるんです。そこからさらに丁寧にしていくことで個々のパフォーマンスを最適化していきたいですし、もっと強くしていきたいなと思っています。
あんまり欲張ると大変なんですけど、もうひとつだけ……(笑)。メルペイQAの品質ブランディングもスコープに入れたいです。簡単に言うと、メルペイQAが関わったプロダクトは、めちゃくちゃ品質が高いって認識を世間に浸透させたいんです。わざわざ説明しなくても、名前だけみて「安心・安全」だと思えるようなチームにできたら素敵だなって思っています。
QAエンジニアのキャリアパスは、想像以上に多種多様
@kj:いいですね。最後に、みなさんがどんなQAエンジニアを目指しているのか教えてください。というのも、QAエンジニアのキャリアパスってかなり多様だなと思っています。メルペイの中でも、プロジェクトマネージャーになる人もいるし、バックエンドエンジニアに転向した人もいますし。では、また@yajiriさんからお願いします。
@yajiri:今でこそQAエンジニアをしていますけど、もともとエンジニアを目指した動機は「課題解決にインパクトのある製品に関わり続けたい」という思いからなんです。そういった意味で、FinTechで社会課題を解決しようとしているメルペイでの仕事は、魅力的で退屈することはありません。QAエンジニアはそのための手段のひとつ。先程も言ったように、インターンの発起人やQAエンジニアの育成など、コーチのような存在になっていきたいなと思いますね。
@kj:ありがとうございます。@Yasuhiroさんはいかがですか?
@Yasuhiro:@yajiriさんとかなり似ているのですが、社会貢献できるプロダクトを作っていきたくて、QAエンジニアはその手段のひとつにすぎないと思っています。他に役に立てることがあるのなら、フラっと別の職種に浮気するかもしれない。とはいえ、今はQAが楽しいんですよね。それに、まだまだQAエンジニアとしてやれることもたくさんあると思う。それが尽きるまでは、きっとやり続けるんじゃないかな。今の時点ではエンジニアリングマネージャーに興味がありますね。一年後にはコロっとジョブチェンジしているかもしれないですけど(笑)。
@kj:ありがとうございます。最後に、@animoneさんはどうですか?マネジメントという観点のほか、メンバーのQAエンジニアとしてのキャリアパスについても聞いてみたいです。
@animone:私はQAエンジニアのキャリアというのは、一つの切れ味のするどい武器だと思っていて。この武器を装備すると何がいいかというと、どんな職種でもQAで得た知識や経験がめちゃくちゃ活きるんです。
例えば私の場合、以前在籍していた会社でプロジェクトマネージャーをしていたのですが、そこにQAという武器が備わることでほぼ失敗しなかったんですよ。プロジェクトを失敗させない責任者って、業界では希少価値がめちゃくちゃ高い。要は、IT業界で希少価値の高いエンジニアを目指すのであれば、ぜひキャリアの中にQAエンジニアを入れたらいいんじゃないかなと思いますね。
あと、QAエンジニアのキャリアパスとは少し異なるのですが……。先程も話したように、マネージャーとして、個々のエンジニアのモチベーションを最高の状態に持っていくことにフォーカスしていきたい。
ところで、モチベーションを測る指標として「エンゲージメントサーベイ」というものがあります。このスコアが高ければ高いほど「エンジニアの満足度が高い」とされているのですが、全国のスコア平均が72点のところ、ある組織のマネジメントをしていたときに92点を叩き出したことがあるんですよ!その点数を見てご満悦なのは私だけでしたけど(笑)。ただ、こういった楽しみを見つけながらマネジメントをやっていきたいですね。
@kj:メルペイでは、エンゲージメントサーベイのスコア100点満点を目指していきましょう!
本日のイベントは以上となります。皆さんありがとうございました。
最後に
5月10日、「【freee/マネーフォワード/メルペイ】クレジットカードの当たり前品質を支えるQAの楽屋裏」を開催いたします。
クレジットカードQAならではの話はもちろん、各社の特徴に応じた取り組みや工夫、開発エンジニアとの役割分担についてなど、各社の事例をパネルディスカッション形式でお届けします。
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