異動後のキャッチアップを支えた環境と仕組み

はじめに

こんにちは、ソウゾウのSoftware Engineerの@tezookaです!
連載:メルカリShops 開発の裏側 Vol.2の15日目を担当させていただきます。

私はこれまで主にAndroid Engineerとして働いてきましたが、新しい領域へチャレンジするべく、メルカリShopsプレオープン直前の2021年7月にソウゾウへジョインしました。
本記事ではジョインしてからこれまでの組織面、技術面におけるキャッチアップを振り返り、それを支えた環境や仕組みについてお伝えしていきます。

本記事には技術的な話はほとんどないため、ゆるりと読んでいただけますと幸いです。

Document

これはメルカリグループ全体に言えることですが、ドキュメントがとても充実しています。
ソウゾウでも、メルカリShops開発当初の技術選定理由や、各メンバーの作業メモなどがたくさん残っています。
その中でも各人がハマりポイントのログを残してくれていたことで、自分も同じようにハマった際に素早く対応ができました。

また、あらゆるミーティングが録画されており、過去にどのような議論がなされたのかを動画で確認できるようになっています。
毎週行っているAll-handsミーティングも録画されており、そこではCEOの@mazeさんとCTOの@suguruさんから今どんなことを考えているのか、ソウゾウをどんな組織にしていきたいのか、時折エモく語ってくれます。
こうした組織の核とも言える情報に後からでもアクセスできる環境は、リモートワーク下で醸成するのが難しくなった組織への帰属意識を高める上でも、とても役立っていると感じます。

Communication

コミュニケーションツールとしてSlackを使っている方は多いと思いますが、Slackハドルミーティング機能を活用している方はどのくらいいるでしょうか。
リモートワークになってから、ミーティングをセッティングするほどではないちょっとした相談や雑談がしにくくなりました。
そんな時にSlackハドルミーティング機能を使うと、チャンネルやDMから音声ミーティングを1クリックで始められ、サクッとチームのメンバーとコミュニケーションを取ることができます。

また、毎週Engineer Casual Chat TimeやCoffee Timeなどメンバーとカジュアルにコミュニケーションを取る機会も多く設けられています。
Souzoh エンジニアのオンラインコミュニケーション

環境構築を進める中で詰まった時や、Pull Requestのレビューについて相談したい時などに、気軽に会話できる環境や雰囲気があったことは、キャッチアップをする上での大きな助けとなりました。
リモートでコミュニケーションする上で、テキストだけでなく、口頭のメッセージを場面に応じて使い分けることが大切だと、今回の異動を通して改めて痛感しています。

Engineering

メルカリShops の技術スタックと、その選定理由にあるようにメルカリShopsではmonorepoで開発を行っています。
はじめはそのコード量に面食らいましたが、全体感が把握しやすくプロジェクトの理解の促進となりました。

ソウゾウのEngineerはWeb Frontend、Backend、Mobileといった技術領域で分かれておらず、「全員Software Engineer」を目指しています。そんな環境ではさまざまな側面でチーム内で学び手となることができ、そこから成長するためのお手本となるプロフェッショナルなエンジニアや既存のコードがたくさん存在しています。
ただどうしても各々へのタスクのアサインが特定の領域に偏ってしまうといった課題もあり、私の所属しているチームではモブプログラミングなど属人性を少なくしていく取り組みを進めています。
こうした環境とメンバーのサポートによって、私もこれまで経験のなかったWeb FrontendやBackendにコミットできています。

おわりに

私が異動した時にはなかった「Onboarding Quest」といった仕組みも増え、新しいメンバーがよりキャッチアップしやすい環境が整ってきています。
(Onboarding Questについての詳しい内容は後日@motokieeさん、@gotomoさんの記事で解説されますのでお楽しみに!)
本記事や本特集を通してソウゾウの雰囲気が伝わりましたら嬉しいです。

少しでもソウゾウに興味を持っていただいたり、より詳しい話が聞いてみたい方はぜひ下記よりお気軽にご連絡ください!

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