お久しぶりです、メルカリの自動化&品質保証グループ(Automation & QA Group:通称AQA)で、自動化をぶりぶりしている tadashi0713 です。
私は普段、テスト自動化・CI / CD改善・その他社内の生産性を上げるための自動化を行っています。
11月14日(水)に「AQA POP TALK #3 〜海外カンファレンスから見えたテスト自動化の未来〜」というタイトルでイベントを開催させていただきました。
今回は実際に海外カンファレンスに参加した3名から、テスト自動化の今後に関する情報をお届けしました。
今回紹介したカンファレンス
AQAグループでは、「Output & Outcome(結果)を出す人には、インプットを手に入れる機会を提供したい」 というミッションのもと、今年から積極的に海外カンファレンス・イベントに参加しています。
今回のイベントでは、USで開催された2つのカンファレンス「STARWEST 2018」「SeleniumConf Chicago」のレポートを行いました。
ブログ・記事もいくつか書きましたので、合わせてご覧ください。
STARWEST 2018
カリフォルニアのアナハイムで開催された、品質保証や自動化に関するトピックが中心のカンファレンス。
6日にわたり、80を超えるチュートリアル、ワークショップ、プレゼンテーションが開催されました。
SeleniumConf Chicago
シカゴで開催された、Selenium やその周辺のテスト自動化に関する技術カンファレンス。
AppiumのAIによる要素セレクタが話題になりました。
次に、実際にイベントでお話したトークを紹介します。
AI Applications in Automation Testing (from STARWEST)
rhomelからはSTARWESTのセッションからAIによるテスティングについて話しました。
私もSeleniumConf Chicagoに参加して感じたのは、現段階で「AIで全てテストできる」という段階ではないものの、既に利用可能な部分はあるということです。
このトレンドに乗り遅れないためにも、情報をキャッチアップしたり、実装して試してみたいと思います。
SeleniumConf Chicago 報告
@AHA_oretama からは、SeleniumConf Chicagoの概要や、印象に残ったセッションを紹介しました。
スライド中に紹介されてある、AppiumによるAIセレクタの実際の使い方はこちらのブログに書かれています。
彼は来年行われるSeleniumConf Tokyoの運営もする予定です、CFP(Call For Proposal)も募集中なので興味のある方はチェックしてみてください。
SeleniumConf Tokyo 2019 – SeleniumConf Tokyo 2019
Scaling Selenium to Infinity (from SeleniumConf Chicago)
私もSeleniumConf Chicagoに参加し、特に Selenium × サーバーレス(AWS Lambda)のセッションに関心を持ったため、それについて紹介しました。
UIテストでは実行時間が課題になりがちですが、このソリューションを用いることで60分のテスト実行時間を6分まで短縮することができたとのことです。
現段階だと様々な課題がありますが、スピードやスケール、コストの面から見て将来性があると感じました。
引き続きウォッチしたり、試していきたいと思います。
おわりに
個人的にですが、海外カンファレンスに行っただけでなく、このようなイベントやブログ・記事等でアウトプットすることで理解度を深めることができました。
この後も何名かが海外カンファレンスに参加しているため、引き続き「テスト自動化・QAの未来」について様々な形でご紹介できたらと思います。
Facebookグループ Agile Testing, Automation and QAの現場でも、テストや自動化について話しているのでもしよろしければ参加してみてください。