こんにちは@oqruskです。メルカリチャンネルを開発運用しているチームでBackendエンジニアをやっています。
先日、SHOWROOM様と合同でライブ配信サービスをテーマとしたMeetupを開催しました。
第一回のテーマはライブコマース。
各社のPMやエンジニアが登壇し、ライブコマース市場の状況や可能性について、システムアーキテクチャや開発の裏話、などについて話しました。
プレゼンテーション
弊社メルカリからは私@oqruskが、メルカリチャンネルのアーキテクチャ全体について発表しました。
メルカリチャンネルは少人数かつ短い期間で開発したため、クラウドサービスをフル活用したアーキテクチャになっています。
また、SHOWROOMからはSHOPROOM担当の牧野様より、『ライブコマース開発秘話』についての発表がありました。
SHOPROOMはScalaで実装されており、マイクロサービスとして独立した機能になっているとのことです。
リリース当初は思ったようなパフォーマンスが出ず、地道にチューニングを行った話は非常に参考になりました。
パネルディスカッション
各社プレゼンの後はライブコマースについてのパネルディスカッションを行いました。
各社性質の違う2つのライブコマースサービスを比較しながら
- ライブ配信ビジネスについて
- プロダクトUIや技術面での工夫点
- もし安室ちゃんが配信したらどうする!?
- 組織/キャリアについて
という4つのテーマについてエンジニア、PM4名が議論しました。
両社ともにライブコマースサービスを運営していますが、そこには幾つもの共通点・相違点があります。
サービスの興りとしては、
- ライブ配信サービスに後からEC機能を追加したSHOPROOM
- C2Cコマースサービスに後からライブ配信機能を追加したメルカリチャンネル
という違いがあります。
ビジネスモデルについては、
- SHOWROOMはGifting(配信者に対する応援)によって収益を上げるモデルで、Giftの一つとしてCDやファングッズなどを購入して配信者を応援するためにEC機能がある。
- 一方メルカリチャンネルは商品が売れた際の販売手数料によって収益を上げるモデルで、商品をより売れやすくするためにライブ配信機能を追加している。といった違いがあります。
サービスの興りやビジネスモデルは異なるものの、幾つかの共通点があることもわかりました。
メルカリチャンネルでもSHOWROOMのGiftingに似た、応援スタンプという機能があります。
応援スタンプは配信者に対してお金というインセンティブは入りませんが、配信自体を盛り上げる演出として非常に効果的な機能で、売上向上に貢献しています。
パネルディスカッションで最も盛り上がったテーマである『もし安室ちゃんが配信したらどうする!?』については、後述するSHOWROOM様のレポートを御覧ください。
懇親会
パネルディスカッションの後は懇親会を行いました。
参加者の中にはIT/Web業界でライブ配信サービスを運営している会社の方や、
放送業界からも参加していただいており、普段話すことが出来ない多くの方と交流することが出来ました。
おわりに
私自身久々の登壇で緊張したのですが、今回の発表をきっかけに改めて自分が携わっているサービスへの理解を深めることが出来ました。
今回、ライブ配信というニッチなテーマでの募集にもかかわらず、多くの方に参加いただけたことをとてもうれしく思っています。
特にライブコマースはまだまだ発展途上の市場なので、皆さんぜひ一緒に盛り上げて行きましょう!
また、今回の様子はSHOWROOM様のTechBlogにもレポートがありますのでぜひ御覧ください。