こんにちは、Mercari Backend Engineerの@oqruskです。
今年もMTCの季節がやってきました!
MTCとは?
MTC(Mercari Tech Conf) 2018 とは、Mercariのエンジニアリングのすべてが分かる技術カンファレンスです。
昨年9月に開催した第一回から一年。
その間Mercariには、金融関連の新規事業を担うMerpayの立ち上げ、研究開発組織R4Dの発足、そしてマザーズ上場など大きな変化がたくさんありました。その間社員数は倍以上に増え、そして今なおさらなる成長を続けています。
今年のMTCは、「Evolution(変化)」をテーマに、尋常じゃない成長を支えるエンジニアリング、VALUE、カルチャーを体感できるカンファレンスになっています。
開催概要
10/4(木) 10:00開演 / 21:00閉場 @六本木アカデミーヒルズ
チケットは↓から。(※残り僅か!)
mercari-tech-conf-2018.peatix.com
今年は会場を六本木アカデミーヒルズに移し、収容人数、セッション、ブースの数も約2倍。
よりボリュームアップした内容でお伝えします。
セッションのご紹介
今年のセッションは2トラック制で幅広い内容についてお話します。
興味のある内容を選んでぜひ聞きに来てください!
詳しいタイムテーブルはこちらにありますので、本ブログではテーマ別に紹介します!
基調講演
昨年からの1年で、Mercariが置かれている状況は大きく変化しました。
基調講演では、Mercari JP/US/Merpay各社のCTOが登壇します。
入社以来USサービスの開発をリードし、2017年からMercariのCTOを努めている名村。
今年5月から新たにUSのCTOとして就任したMok。
金融サービスのプロフェッショナルとしてMerpayのCTOを務める曾川。
各社でここ1年間に起こったこと、これから目指す方向、技術的な取組みについて彼らが発表します。
お楽しみに!
- 基調講演 / 名村 卓- CTO, Mercari & Dr. Mok Oh – CTO, Mercari US & 曾川 景介 – CTO, Merpay
Microservices
Mercariは2020年にエンジニア1000人体制の組織になるべく、将来のスケールを見据えたアーキテクチャへ変化している最中です。
その変化を支える基盤として、我々は今MonolithicなAPIからMicroservicesへの移行を進めています。
これらのセッションでは、新たなMicroservices Platformがどのようなものなのか、どのように移行を進めているかを解説します。
- Microservices Platform at Mercari / 中島 大一 – Tech Lead (Microservices platform)
- Mercari API: from Monolithic to Microservices / 李 同輝 – Tech Lead (Backend)
- どうして僕らは決済処理をマイクロサービス化しようとしているのか / 斎藤 祐一郎 – Software Engineer (Backend)
- Listing Service: モノリスからマイクロサービスへ / 森國 泰平 – Software Engineer (Backend)
- Customer Experience Improvement / 市川 慎吾 – Software Engineer (Backend)
Microarchitecture
また、スケールする開発組織はBackendのMicroservice化だけでは実現できません。
Web/iOS/Androidそれぞれのクライアントアプリケーションについても、大人数での開発に耐えられるようにRe-architectureを行っている最中です。
各PlatformのTech Leadからは、Microarchitecture for frontendについて説明いたします。
- Web Application as a Microservice / 杉浦 颯太 – Tech Lead (Backend)
- ViewControllerのTypeErasureを実装する / 齋藤 暢郎 – Software Engineer (iOS)
- Android at Scale / Israel Ferrer Camacho – Software Engineer (Android)
Search / Machine Learning
Mercariの強みは、その圧倒的なユーザ体験へのこだわりです。
それらを実現するのは、コアとなるSearchやMachine Learningの技術です。
これらのセッションでは、テクノロジーを活用してUXを改善する取組みやその裏側の実装について詳しく説明します。
- Search
- メルカリにおける検索サービスの現在と未来 / 杉木 健二 & 藺 彦鵬 – Software Engineer (Search)
- Search precision tuning with query rewriting Subtitle: Internship at mercari / 八木 悠斗 – Product Management Intern (Search)
- MachineLearning
- Mercari ML Platform / 中河 宏文 – Software Engineer (SRE)
- 数十億規模のデータと機械学習で描く未来 / 山口 拓真 – Software Engineer (Machine Learning)
- Learning to think like a Machine: How Machine Learning changes / 原 ジェフ – Software Engineer (Machine Learning)
Security
Mercariは社会の公器として認められるべく、様々な取組みを行っています。
本セッションでは、事業の成長スピードを鈍化させずにお客さまの安心安全を守るセキュリティチームの取組みについて説明します。
- Shifting Security to the Left the Right Way / Yannarak Wannasai – Engineering Manager (Security)
Corporate Solutions Engineering
急成長する組織は日々様々な経営課題に直面しています。
Mercariにはそれらを専門的に解決するためのCorporate Solutions Engineering(CSE)チームが居ます。
本セッションでは、CSEチームがどのようなどのような考えのもとどのようなプロダクトを作っているかご紹介します。
- Introduction to the Corporate Solutions Engineering / 柄沢 聡太郎 – Engineering Manager (CSE)
R4D
2017年12月、Mercariは社会実装を目的とした研究開発組織「R4D」を設立しました。
本セッションでは、その研究テーマの一つである量子コンピューティングについて解説いたします。
- 量子情報時代の通信技術:量子インターネット / 永山 翔太 – R4D Senior Researcher
Mercari US
Mercariは「新たな価値を作る世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションの元、サービスを運営しています。
世界で勝てるプロダクトとなるため、まずはUSでの成功を目指しています。
これらのセッションでは、USでどのようなプロダクト改善のが行われているのか、USならではの事情や複数拠点を跨いでグローバルで円滑に開発を進めるための取組みについて紹介します。
- CSAT Score – 極度改善(しなさい) / 大島 孝子 Software Engineer (Machine Learning)
- 海をまたぐ開発チームとTech Lead / 今井 智章 – Tech Lead (Android)
- High 意識 Android – US App : Evolution / 福井 敦子 & Matthew Vern – Software Engineer (Android)
VALUE
また、Mercariの変化を支えるのは、技術だけではありません。
Go Bold, All for One, Be Professionalの3つのバリューも大切な要素です。
Mercari USのEngineering ManagerであるDaniから、Go Boldを体現する一日ついて紹介します。
- GO BOLD DAY / Dani Arnaout – Engineering Manager (Backend)
ブースについて
昨年好評だった展示ブースコーナー、今年も実施します!
ブースについても昨年の約二倍、11もの展示が設置予定です。ぜひお越しください。
また、各セッションの発表者とディスカッション出来るAsk The Speakerコーナーもありますよ!
Mercari & Microservices
Microserice化についてのディスカッションブースです。実際にMercariでMicroservice化を進めているメンバーとディスカッションしませんか?
Days in Mercari Android
開発サイクルなど、Mercari Androidエンジニアの日常について紹介するブースです。
クイズ・iOS app Re-architecture
iOS Re-architectureに関するセッション「ViewControllerのTypeErasureを実装する」と連動したコンテンツを用意しています。
経営課題をエンジニアリングで解決、Corporate Solutions Engineering の取組み
実際にMercari社内で使用されているシステムのデモも行います!
MTC App by Flutter
Flutter製のMercari Tech Conf 2018アプリの裏側を徹底解説!
エキスパートチームの取組み(Gopher道場、Go Fridayなど)
Mercariには、社内に新しい技術を導入したり、社外の技術コミュニティに貢献することをミッションとしたエキスパートチームが居ます。彼らの活動について紹介するブースです。
AQAチームによるテスト自動化及びZapier自動化ブース
MercariにはKarakuri/Automationという文化があり、ルーティン作業はブリブリ自動化されています。そんな自動化の取組みについて、AQA(Automation&QA)チームが紹介します。
We are Machine Learning team!!
メルカリの感動的なUXを支える機械学習チームによるブースです。実際に機械学習プロダクトが動いている姿をデモします!
メルカリにおける量子アニーリングの研究
メルカリは今年に入ってからD-Waveの研究をはじめました。今回はその研究の一部のご紹介およびD-Waveの動き方を実機で体験できるデモンストレーションを用意しております!
研究開発組織「R4D」
R4D所属のメンバーが、現在進行中のプロジェクトについて解説します。あのロボットもブースにやってくるかも?
Welcome to Mercari US
MTCのために来日したUSメンバーがお出迎えします。
今年リブランディングしたUS版のメルカリアプリを実際に触ったり、移転したばかりのパロアルトオフィスの様子も紹介します!
その他企画について
今年のMTCはセッションやブースだけではありません。
新たな取組みも行います!
当日来れなくても安心。VR空間でMTC2018の基調講演に参加しよう!
残念ながら当日参加できない方にも現地の雰囲気を体感していただくため、
バーチャルイベント空間cluster(https://cluster.mu/)で基調講演の様子を配信する予定です。
詳しくは数日内にまた別途案内しますので、ご期待下さい!
最後に
以上、今年もやります!MTC2018の紹介でした。
チケットも残りわずかです、購入はお早めに!
mercari-tech-conf-2018.peatix.com
スタッフ一同、10/4(木)六本木アカデミーヒルズでお待ちしています!