こんにちは、メルカリの自動化&品質保証グループ(Automation & QA Group:通称AQA)の 根本 征 です。
私は普段、テスト自動化・CI / CD改善・その他社内の生産性を上げるための自動化を行っています。
今回は、7/10に Zapier Automation Meetup Tokyo #0 を行いましたので、その様子をご紹介したいと思います。
開催にいたった背景
私は去年から、社内勉強会やZapierの導入を通じて、社内の業務自動化をサポートしています。
詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
「実際にZapierを試してみたい、導入してみたい」などの反応も多くありました。
しかし、海外製サービスが故に日本語の情報が少ないため、いざやってみようとなるとハードルが高くなってしまう方も多いかと思います。
そのため、日本でのZapierに関するコミュニティ、特にオフラインでの交流があると良いと考えました。
社内のメンバーからも、これまでにZapierを使って自動化したものを発表してくれるということで、試しに#0として始めてみることにしました。
発表まとめ
Zapier Introduction
まず私の方から、Zapierについての簡単な説明を行いました。
ワークフローの作り方や連携できるサービス、より便利なワークフローにするためのTipsなどを紹介しました。
Zapier活用事例-新規プロダクト開発担当者の場合
@shun__kawamura からは、新規プロダクト開発担当者として、情報のトラッキングとストックを便利にするためのZapier活用事例を紹介しました。
Zapier | あなたの仕事を自動化する最もかんたんな方法
Ryohei Tsuda からは、経理チームで使われている3つのZapier活用事例を発表しました。
スライド内にある、kintone × Webhookを使ったZapierの活用方法については、こちらの記事を参考にしていただければと思います。
自動化は仕様が9割
PRチームの @suzumari からは、ノンプログラミングから一歩飛び出して、Zapier × Pythonを使った自動化の取り組みについて紹介しました。
「Code by Zapier」を使うことによって、ロジックの部分だけ環境構築なしでコードを書くことができます。
Auto translation bot for Slack using Zapier
@rkowase からは、ZapierとSlackを使った翻訳Botについて、実際のデモを交えながら紹介しました。
Zapier上での具体的なワークフローに関しましては、下記のQiita記事をご覧ください。
ハンズオン
発表を通してZapierでどういう自動化ができそうかイメージしてもらったところで、実際に参加者にZapierを触ってもらい、サポートする時間を作りました。
「ちょうどZapierを使っていて、つまづいていた」、「ワークフローをその場で思いたので、試しに作ったみた」など様々な方がいらっしゃいました。
また私としても、社外の方をサポートすることで、つまづきやすい部分だったり、日本語の資料があった方が良いものなどに気づくことができました。
おわりに
今回は#0ということで、小さく始めてみましたが、Zapierを使いこなせれば、ノンプログラマーでも自発的に自動化に取り組める人は増える という手応えを感じることができました。
私としても、日本でZapierについて学び合えるコミュニティを作りたいため、今後はより規模の大きいイベントを開催したり、あるいは少人数制でレクチャーができるイベントなどもあればと考えています。
引き続きZapierに限らず、メルカリで取り組んでいる自動化について、定期的に発信していきたいと思います。