Be Professional Days とは?
メルカリ社内にて 6/29、30 の 2 日間に渡って Be Professional Days (BPD) が開かれました。
BPD とは何か?かんたんにいうと、
- 普段できないことをやろう
- やりたいことをやろう
- 業務外のことも歓迎
- すぐできるタスクなんだけど優先度の問題でなかなか手を付けられずにいる
- 開発環境を改善したり、
- テスト書いたり、
- リファクタしたり、
- ドキュメント書いたり、
- 試そうと思っていたツールやライブラリを試したり、
- オーナーシップ・自由闊達な雰囲気を思い出す日
といった具合です。
個々人が主体的に「これをやるぞ」と決めて取り組める日とされています。
この先、人やコンポーネントが増えて複雑になる中で、プロダクト開発と既存コードのメンテナンスなどのバランスを取っていく必要があります。
短期的にはプロダクトの利益にならないことも、中長期的に開発効率やクオリティに影響することがありますので、そうしたものを少しずつでもやる機会を作りたい、というエンジニアリング的な背景が、最初の主目的です。
転じて、プロデューサーや、QA/SET、デザイナーなど、プロダクト開発に関わるすべての人が、Be Professional1 なことをやる日、として定義されています。
最終日は BPD Uchiage と称して、社内のイベントスペースにてケータリングを囲いながら2日間の成果を発表することができる場があります (成果とまで言わずとも、やったことの共有やここまでやりましたといった報告でも歓迎されます)。 本発表とは別に BPD とは関係のない発表ができる LT タイムなどもあって、いつも盛り上がりをみせています。
詳しくは以下の記事も参考にしてみてください:
(最近ではプロダクトチームの枠を超えて、コーポレートチームでも実施する動きがあります)
BPD 発表内容
BPD は参加するプロダクトメンバーがそれぞれ行うものですが2、BPD のあとに行われる打ち上げではその成果を発表することができます。
- abouthiroppy
- メルカリの API クライアントを Node.js で実装
- hitima x nullpoo
- WebView で実装されている画面の React Native 化
- metalunk
- 今後採用する可能性のある Knuth multiplicative hash 関数というハッシュ関数が最小完全ハッシュ関数であることを数理的に証明し、プロダクト開発などで安全に利用できるようにした
- (具体的な内容については @metalunk による別エントリにてお届けします)
- sugiki
- Flask + Redis + Solr + BigQuery を組み合わせて、ユーザアクションのあったカテゴリからタイムラインをパーソナライズしたデモを実装した
- DQNEO
- リーダブルコードの読書会
- Slack で呼びかけて集まった人たちでリーダブルコードを読みながら、メルカリでの実装例に落とし込み話し合ったりした
打ち上げではケータリングが振る舞われ、よくある勉強会さながらの社内発表会でした。
終わりに
メルカリでは Be Professional にアウトプットを出し続けられるエンジニア、ひいてはプロデューサー、QA/SET、デザイナーを絶賛募集中です。