メルペイの社内エンジニア向け All Hands( Engineer All Hands )の運営 Tips

この記事は、Merpay Tech Openness Month 2020 の15日目の記事です。

こんにちは!メルペイEngineering Officeの@jollyjoesterです。Engineering Officeは「メルペイのエンジニア組織をスケールさせる」をミッションとし、社内外の様々な人たちと協力してエンジニア組織の課題解決をしていくチームです。

今日はそんなEngineering Officeのお仕事の一つ、Merpay Engineer All Handsの企画・運営について紹介します。

Merpay Engineer All Handsとは?

「Merpay Engineer All Hands」は月1回、メルペイの全エンジニアが集まる1時間ほどの会です。

内容は

  • CTOからのメッセージ
  • Engineering OKRの進捗
  • 組織的な方針や制度の変更
  • 技術・ドメイン知識
  • 新メンバーの紹介
  • Notice(みんなに知っておいて欲しいお知らせ)
  • Q & A

などをその時々に応じて取り扱います。

コロナ前は社内の大きなイベント会場にて、コロナ後はGoogle Meetに会場を移して継続して開催しています。

Engineer All Handsでの発表を聞きながらSlackでわいわい(リアルタイムにコメントしたりリアクションつけたり)するのがメルカリ・メルペイ流です。

※ちなみにメルペイ全体のAll Handsも週1回開催されており、そこで会社や事業全体のことを共有しています。

なぜやるのか?

エンジニア数百人✕1時間、、、と消費する時間を考えると少し気後れしてしまいそうですが、それでも、というより比較的大規模だからこそEngineer All Handsを開催することが大事だと考えています。

理由は主に下記3つがあると考えています。

  • 迅速に同じ方向を向く
  • 仲間が何をやっているか知る
  • 同じ場にいることを感じる

同じ方向を迅速に向く

1つ目は「同じ方向を迅速に向く」ためです。

メルペイは「信用を創造して、なめらかな社会を創る」というミッションを実現するために、いわゆるキャッシュレス業界という厳しい市場環境に位置しています。

そんな環境下で生き残るためには、メルカリ・メルペイの強みやらしさを意識し続けつつ、迅速に環境変化に適応していくことが重要です。

そのためエンジニア全員が参加する場で、今向いている方向(ミッションやOKR)の再確認だったり、大きな方向転換だったりを共有したりしています。

ちなみに、CTOのsowawaが毎回状況に応じたショートメッセージを発信してくれるのですが、これが毎回おもしろく、人気コンテンツだったりします。

仲間が何をやっているか知る

2つ目は「仲間が何をやっているか知る」ためです。

メルペイのエンジニア組織の規模も大きくなっているし、取り扱うドメインも複雑で広大です。ともすると同じエンジニア組織のメンバーでも「あの人/チームは何をやっている人?」になりかねません。

少しでも連帯感や大局観を全体で培っていけるよう月替わりで各開発チームのドメインや技術ネタについての発表を盛り込んでいます。

最近では「iD決済」や「ネット決済」、「クレジットスコア」の仕組みやそれを支える技術を担当チームに発表してもらい、みんなでなるほど〜と学んでいました。

同じ場にいることを感じる

最後に「同じ場にいることを感じる」ためです。効果を定量化しにくいのですが、もしかしたらこれが一番大事かも知れません。

Engineer All Handsは録画もしているので、情報の伝達だけだったら録画を見てもらえばいいのですが、そこはやはりリアルタイムに参加をして、Slackでのわいわいを積極的にしてもらいたいです。

同じタイミングで同じ情報を見聞きしても、Slackに出てくる反応は様々です。ふとした疑問だったり、解釈の確認だったり、ちょっとしたコメントからメンバー同士の議論やアイデアが生まれるポイントであったりもします。リアクションの種類や数や勢いで話題に対する温度感がバリバリ伝わってきます。

そんなコメントやリアクションが飛び交うライブ感は「ああ、メルペイにいるなぁ〜」という感じがします。
言い過ぎかもしれませんが、混ざることによって価値が生まれ、今メルペイにいるエンジニアの組み合わせだからこそ発生するメルペイらしいカルチャーの発露する瞬間だと感じます。

なのでこれからもリアルタイムに参加してもらってメルペイらしさを感じることができるEngineer All Handsという場を作っていきたいです。

どんなふうに開催しているか?

さて、ここからはさくっとどのように開催しているかを紹介します。

ツール

Google Meet+Slackを使っています。

メルカリ・メルペイではGSuite + Slackを主なコミュニケーションツールとして使っているので、ふだんの構成をそのまま利用しています。

GoogleカレンダーでinviteしてGoogle MeetでAll Handsを行います。Google Meetは録画ができ、録画した動画は自動でGoogle Driveにアップされ、そのままシェアできるので便利です※。参加者が多くなってもLive StreamingをOnにするだけで対応可能です。

※イベント会場で開催していた際も会場備え付けのビデオカメラでほぼ同様の運用をしていました。

使用言語

メルペイは多国籍なチームです。
できるだけ日本語・英語のどちらで参加しても不便がないように準備をしています。

発表は日本語もしくは英語としており、当日は同時通訳も入ります。
発表資料は英語のみもしくは日本語/英語併記で用意しています。

社内で英語チェック、翻訳、通訳を担うGOT(Global Operations Team)の協力も得ながら日英の言語環境を実現しています。

Slackわいわい

Slackわいわいの仕方もシンプルです。

まず特定のチャネルをわいわいチャネルに指定して告知します。
そしてEngineer All Handsが始まったらテンションをアゲます。

lift-ourselves-up

ちょっとしたことですが、これはものすごく大事です。
一度リアクションをすると次のコメントやリアクションの心理的ハードルが下がるのでぜひみなさん最初の1コメント目にアゲていきましょう。

おわりに

Merpay Engineer All Handsの企画・運営について紹介しました。今後メルペイがさらにスケールしていっても同じミッションを共有し、一体感をもってわいわいと事業を推進していくための一助となるようなもろもろの企画・運営をしていきたいと考えています。

なお、もし同じような役割を担っている方がいらっしゃればぜひお声がけください。このような役割を担っている方はレアなので話し相手に飢えています。よろしくお願いします。

  • X
  • Facebook
  • linkedin
  • このエントリーをはてなブックマークに追加